ネットにライフストリーム情報が蓄積されてしまうのが気持ち悪い

とある勉強会に参加。


そこで佐々木俊尚さんの講演を聴く機会があった。


英ガーディアン紙の記事を発端にして
web3.0という言葉が本気で使われるようになってきているとのこと。


web3.0はパーソナライゼーションとレコメンデーションがキーワード。
ソーシャルグラフライフログがその基になっていく。
ただ、リアルとおなじ人間関係のグラフではなく、情報関心度の近いグラフが有用な価値を発揮していくであろうと。


自分の行動・発言・購買の履歴(ライフログ・ライフストリーム)が蓄積されてしまうこと、そしてどんどんつながっていくソーシャルグラフから逃れられないことが、将来的にとても気持ち悪いことになるのではないかなと危惧してしまう。
あまりレコメンドされたくない類いの情報や、新しく出会った人に知られたくない過去のことなど、すべての情報が残されているが故の気持ち悪さはでてきてしまうのだろうと思われる。
そういうことに対するアンチテーゼとして、ネット上に分散してしまう自分の情報を自分の手元にのみ持っておこうと考えるdataportability.orgが発足しているらしい。


佐々木さんの新著

インフォコモンズ (講談社BIZ)

インフォコモンズ (講談社BIZ)

に詳しく言及されているので読んでみる。



その後勉強会では動画系の関するディスカッションなどで盛り上がった。
動画でのコミュニケーションは12second.tvのようにフォーマットされていないと難しい、
見逃し番組需要のためのショートアーカイブがほしい、映画のトレイラーは長いものを凝縮しているからおもしろい、今現在動画で誰が儲かっているのか?、などなど。


バックグラウンドが異なる方々とのディスカッションなので、いろいろな視点での会話が勉強になるし刺激もある。誘っていただいたFさんに感謝。


MakeIT時代にお世話になった方と5年ぶりくらいの再会という嬉しいこともあった。
名刺もらうの忘れたので、ソーシャルグラフで繋がるか探してみる。